国土交通省が18日発表した10年の公示地価。県内の1平方メートル当たりの平均価格は、商業地が19年連続、住宅地が10年連続で下落した。長引く景気低迷の影響で、商業?住宅地ともに下落幅は2年連続で拡大し、価格はいずれも全国41位の低水準となった。【石田宗久】
公示地価は、県の地価調査とともに一般の土地取引の指標となる。県内9市
11町の標準地面241カ所で調査した。価格判定日は1月1日。
■商業地
商業地(56地点)は前年比3?5%下落し、7万1700円。下落率は前年より0?2ポイント悪化し、価格は2200円下がった。下落率の大きかった自治体は、高原町5?3%▽えびの市5%▽日南市4?9%??などとなった。
最高価格は宮崎市橘通西3の中めがね本店 aion rmt
で、38万5000円。27年連続の1位だが、前年比5?4%下落した。下落率が最も大きかったのは、宮崎市高千穂通1丁目の「住友生命宮崎ビル」で、前年比8%減の26万5000円だった。
■住宅地
住宅地(150地点)は前年比1?7%下落の3万8000円。下落率は前年比0?4ポイント拡大し、700円値下がりした。調査したすべての市 rmt
町で下落し、下落率が大きかった順に日南市2?5%▽高鍋町2?3%▽西都市2?2%??などとなった。
最高価格は、宮崎市船塚3で、10万5000円。14年連続の1位だが、前年比2?8%値下がりした。下落幅が最も大きかったのは日向市財光寺沖ノ原で同3?1%減の2万5000円。
鑑定した県宮崎分科会代表幹事の不動産鑑定士、池辺孝一さん
は「住宅地は公共事業削減の影響で所得が減り土地取引が少なくなった。商業地は、企業の支店や営業所の閉鎖、飲食店の売り上げ減少が影響している。今後も下落傾向が続くだろう」と分析している。
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◇公示地価 価格上位5地点◇
順位 前年 所在地 10年 0
9年 変動率(%)
【商業地】 価格
(1)1 宮崎市橘通西3?10?37「中めがね本店」 385,000 407,000 ▼5.4
(2)2 宮崎市高千穂通1?6?35「住友生命宮崎ビル」 265,000 288,000 ▼8.0
(3)3 宮崎市
中央通1?18「大蔵ビル」 259,000 278,000 ▼6.8
(4)4 宮崎市橘通東2?2?3「野口スポーツ」 153,000 156,000 ▼1.9
(5)5 宮崎市老松1?3?5「宮崎ペットワールド専門学校」 133,000 137,000 ▼2.9
【住宅地】
(1)1
宮崎市船塚3?17 105,000 108,000 ▼2.8
(2)2 宮崎市清水2?7?31 97,000 99,500 ▼2.5
(3)3 宮崎市宮崎駅東3?4?7 96,000 98,500 ▼2.5
(4)4 宮崎市大橋
1?109 91,400 93,000 ▼1.7
(5)5 宮崎市丸山2?307 90,000 92,300 ▼2.5
※1平方メートル当たり?円▼はマイナス
3月19日朝刊
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